思考は揺らめく道化師の羽

読んだ本と琴線に触れた音楽を綴る場所。かつて少年だった小鳥にサイネリアとネリネの花束を。

創作

生きた砂糖菓子

「君は生きた砂糖菓子のように甘いな。甘ったれとか、考えが甘いというわけではなくて、物理的に甘いのだ。」「はあ?」「つまりだな、世の中には「存在するだけで甘い」ものが存在するのだ。そこにいるだけでこちらを惑わす。非常に魅力的だ。私は彼らを生…

とあるカラオケ店にて 3

「はい、お久しぶりに来ました!毎度おなじみ、みんな大好きカラオケ大会でございます」「今回の音楽はこちら!アルクアラウンド」「歩く+アラウンド(周り)って意味なんだよね」「walk around(歩き回る)っていう熟語とかけてるんだと思う」「奥が深いです…

本はどうやって手に入れる?

皆さんは本をどうやって手に入れるだろうか。中古書店で買う?それとも、新刊を書店で購入する?はたまた、図書館で借りる?私は、必要に応じて、(なるべくなら新刊で購入したいけれど)使い分けている。 新刊→単行本(ハードカバー)中古→好きな作家の昔の…

祈り、あるいは新たな邂逅

白い陽だまりの中で 書き直せばいいんだ また新たな次の物語を気付いてなかったよ ありがとう 教えてくれてありがとう 僕の生きる意味を君が転がした言葉で 水面に浮かぶ僕は息をひそめてただ歩く振り返って降りかかった姿なき声を光ったんだ 僕は眩しくて目…

sweet candy day

恋の魔法をかけよう。白にピンクを混ぜたような、甘いときめき。チョコをリボンでコーティングして、そこに銀細工の花を添えよう。シフォンのような雲が、水色の空にぽっかり浮かんでいる。あともう少ししたら、色とりどりのガラス玉とキャンディの雨が降っ…

彼女は祈る

あともう少ししたら、星を乗せた船が姿を見せる。そこから肩に小鳥を乗せた少女が音を立てずにやってくる。海の見える方に近づいていき、交信する。人の言葉を失って、存在を忘れられた者たちのために深い祈りをささげる。夜明けがやってくる。ふっと彼女は…

「cold heaven」

凍りついた世界の中で今、 片足がガラスでできた義足を履いた少年と、 泣き止んでいた白い小鳥たちが一斉に囀り出し、 彼らの歌は金色の雲となってあたりを包み込む。 赤や青やピンクの眩しい光たち。ひとつひとつがはじけて光る。 私は忘れていた自らの使命…

ひずんでしまった君に問う。

「君は歪んでる。非常に。」「人を、憎み過ぎているから。」「人を憎んだって、良いことなんて何にもないんだ!」「元々はそんな子じゃなかったのに」「ねえ、いつまでそうし続けるつもりだい?」「未来を見なきゃいけないのに。」「楽しいことにどっぷりつ…

夢は誰が見るものなのか?

「君は美しい。でも、醜い。」両極の思いを胸に抱えて彼らは、永遠に夢を見続ける。そういう宿命だから。夢に取り込まれて、引きずられた人間だから。未来永劫の夢の世界へいくのか?いや、それはーしかし、真の敵が違う。「誰かが空想を肥大させている。」…

もとから性格が悪い人と、悪くなかった人の違い

「世の中には本当は悪い子じゃないのに、悪い子に仕立てあげられている子もいるよね」「その人たちはこき使われている。悪い人のそばにいるから悪くなってる」「彼らを助けるにはどうしたらいいんだろう?」「かわいそう、首輪付けられて、おもちゃみたい」…

とあるカラオケ店にて 2

「粉雪で冷やせばいいじゃん。清く淡い心で白く染めてしまえ」「誰があんなキー高いの歌うんだ」「俺が行きます。こなあああああゆきいいいいいい(裏声)」「やめろー!」「いい加減にしないとフォーリミ歌わせるぞ、お前ら。swimもまっとうに歌えねえだろ…

とあるカラオケ店にて。

(カメラ目線で)「えー、それでは聞いてください、アジカンで、新世紀のラブソング、どうぞ」「高まるぅ!」「サカナクションでアドベンチャーいただきました」「えー、皆さん聞いてください、みんなおなじみ、サザンでミス・ブランニュー・デイ」「いやそ…

独白

恋愛したいけれどしたらしたらでさ、夢中になっちゃって照れくさくなっちゃうから嫌なんだよ!バーカバーカバーカ!だから片思いしかしたことないんだよ!不器用すぎてさ!面と向かって何で言えないかって?そこまで言える勇気があったら後悔してないよ!本…

あったら欲しいバンドグッズ、独断と偏見にて。

フレデリック柄ビデオテープ型マステ(SPAM生活&リリリピートver)KEYTALKのアンティーク人形@スターリングスターver.雨のパレード雨傘@stage&new place ver・(おそろいでレインブーツ付き)サカナクション@シーラカンスくんのでっかいぬいぐるみ付き…

道化のようにくるくると跳ね回る二尾の狐は気取り顔で首につけた白い鈴を鳴らすだろうし、少年と少女の双子の人形は永遠に歌い続ける。紅を差したかのように真っ赤な唇を持つ白山羊のそばには、彼らを正しい場所へ引き戻すための管理人が凛とした佇まいで彼…

どこか、神様に近いところで

僕の行動に驚いて振り向く人はいても、本当の意味で僕を分かる人などいない。注意深く信じてくれる人も、僕の声を聞いてくれる人などどこにもいない。いたとしてもそれは僕の頭の中にだけだ。大半の人は面白がって僕の行動を真似るか、冷たくあざ笑うだろう…

一時間だけ、天国のような夢を見た。私は仕事帰りに草を踏みながら歩いていた。前から目を付けていた木陰のベンチを見つけた。そこに腰かけて本を読むと、いつもより幸せな気分になれた。赤い表紙の若きウェルテルの悩み。幸福感がふくふくと胸の内から湧き…

無題

「あなたは純粋すぎるのよ。子供のように無垢な心をもっているのよ」「周りの人はみんな馬鹿にすることしか考えていないって?そうねえ、そういった人は見下すことが好きなのよ。人を馬鹿にして、自分が優位に立ちたいだけなのよ。なぜなら自分が満たされて…

私の頭の中で生かされてきた生き物たち。

絵は致命的に下手くそなので、私は考えを文章にすることしかできない。それでも100%ではない。なのでここで一つずつ生き物たちのアイディアを書き連ねてゆこうと考えた。 魚が好きだ。魚と鯨が好きだ。魚のひれを持ち、鯨ほどの体の大きさを持ち、鳥の羽を…