思考は揺らめく道化師の羽

読んだ本と琴線に触れた音楽を綴る場所。かつて少年だった小鳥にサイネリアとネリネの花束を。

逃げるために依存する人:メモ

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)作者: 西原 理恵子出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/06/23メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 83回この商品を含むブログ (61件) を見る 儲けがそのまま酒やたばこや嗜好品…

少々きつく書きすぎたので、この場をもってお詫びしたいと思います。傷つけたら謝ります。言いたい放題書いてすみませんでした。

来る日と去る日の前に捧げる三曲。

来る日と去る日の前に、黙とう。「no 命の跡に咲いた花」、「金色の螺旋」、「花 -Mémento-Mori- 」。 これは当たり前ながら実際にあった出来事で、決して忘れてはいけないことだ。「もう、二度とこのような悲劇が繰り返されませんように」八月六日上々天気…

ひずんでしまった君に問う。

「君は歪んでる。非常に。」「人を、憎み過ぎているから。」「人を憎んだって、良いことなんて何にもないんだ!」「元々はそんな子じゃなかったのに」「ねえ、いつまでそうし続けるつもりだい?」「未来を見なきゃいけないのに。」「楽しいことにどっぷりつ…

どうか、僕が僕のままあり続けられますように。

kikUUiki(初回限定盤)アーティスト: サカナクション出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2010/03/17メディア: CD購入: 10人 クリック: 416回この商品を含むブログ (201件) を見る どれほど聴いたのだろうか。シーラカンスと僕。未だに、これ…

今一度、フェスと音楽について考えてみる。

フェスが肥大している。バブル期を髣髴とさせるように、アーティストが大量に放り込まれ、規模が膨れ上がっている。もう、ここまできてしまったか。大量に溢れかえったアーティストから、自分のお気に入りを見つけることが大変難しくなっている。その原因の…

夢は誰が見るものなのか?

「君は美しい。でも、醜い。」両極の思いを胸に抱えて彼らは、永遠に夢を見続ける。そういう宿命だから。夢に取り込まれて、引きずられた人間だから。未来永劫の夢の世界へいくのか?いや、それはーしかし、真の敵が違う。「誰かが空想を肥大させている。」…

白の中で血は混じる。

一瞬だけ、見てはいけないものを見てしまった気がした。病名がびっしりと書き連ねられた書類を見てしまった時のような。いつも優しい人が、静かに怒っていたことを知ってしまった時のような。水声 (文春文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 文藝春秋発売日:…

少年性を秘められた物語を探す。

少年性を秘めた作品は消費されにくい。と同時に、危うい。純粋であるがゆえに、いつ何かの衝撃に耐えかねて崩壊してしまうか分からないからだ。例えば、それはスピッツ。初期のサカナクション。現在のストレイテナー。砂糖を甘く煮詰めたような音楽。分かり…

セトリ至上主義。

セトリ(セットリスト)の選曲と、アルバムの選曲にこだわるのが昔からの習慣だ。なぜこだわるのか。単純だが、自分が好きな曲を演奏してほしいからに他ならない。だから今年、二、三のアーティストが最高傑作のアルバムを作っているので、羨ましくてならな…

消費されない作品を作るためのただ一つの決まりごと。

昔から考えてきたことがある。消費されない作品を作るために欠かせないのは、死の匂いだと思う。死の匂いがなければ、長く続く作品は作れない。ふらりとどこかに消えてしまうような儚さ。今日行ってくると挨拶をした人が、何日経っても戻ってこないような感…

不確かな世界に向けて二つのさよならを

「二つのグッドバイについて、話をしようか。」グッド・バイ (新潮文庫)作者: 太宰治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/09メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 27回この商品を含むブログ (69件) を見るバスの中で揺られながら、本を読んでいた。太宰治の「…

もとから性格が悪い人と、悪くなかった人の違い

「世の中には本当は悪い子じゃないのに、悪い子に仕立てあげられている子もいるよね」「その人たちはこき使われている。悪い人のそばにいるから悪くなってる」「彼らを助けるにはどうしたらいいんだろう?」「かわいそう、首輪付けられて、おもちゃみたい」…

とあるカラオケ店にて 2

「粉雪で冷やせばいいじゃん。清く淡い心で白く染めてしまえ」「誰があんなキー高いの歌うんだ」「俺が行きます。こなあああああゆきいいいいいい(裏声)」「やめろー!」「いい加減にしないとフォーリミ歌わせるぞ、お前ら。swimもまっとうに歌えねえだろ…

とあるカラオケ店にて。

(カメラ目線で)「えー、それでは聞いてください、アジカンで、新世紀のラブソング、どうぞ」「高まるぅ!」「サカナクションでアドベンチャーいただきました」「えー、皆さん聞いてください、みんなおなじみ、サザンでミス・ブランニュー・デイ」「いやそ…

スピッツに出会うまで。

きっかけは一枚のCDだった。CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection(通常盤)アーティスト: スピッツ出版社/メーカー: Universal Music =music=発売日: 2017/07/05メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見るこれである。テレビで懐メロ紹…

ライブ後の興奮の熱が冷めやらぬ中で。

久しぶりに「ハコ」に行ってきた。そこで目にしたのは、純粋に音楽を楽しむバンドマンの姿だった。素のままの、策略とかなにも関係なしに、ただひたすら「かっこいい」を貫く姿。煙草の香りが立ちこめ、時刻を告げる青白いネオンがぴかぴかと輝いていた。天…

独白

恋愛したいけれどしたらしたらでさ、夢中になっちゃって照れくさくなっちゃうから嫌なんだよ!バーカバーカバーカ!だから片思いしかしたことないんだよ!不器用すぎてさ!面と向かって何で言えないかって?そこまで言える勇気があったら後悔してないよ!本…

本を手に取る

夏の図書館は骨の張り付くようなにおいがする。多分消毒液の香りだろう。飛水、パラレル、流跡を借りる。長いこと読みたかったこちらあみ子を読む。新刊もあったな、この作家。川上未映子の水瓶の女の子が砕けてしまうシーンが凄く良かった。小野正嗣を読み…

私の人生を変えた究極の音楽7選。

あちこち他の曲の感想を書いていたり書き直した文章もありで長くまとまりがまるでない雑記ですが、それでもよろしければどうぞ。 シーラカンスと僕/サカナクションミスチルの深海とはまた別の傑作。灰色のビル、窒息しそうなニュース、夜の深く冷たくて暗い…

あったら欲しいバンドグッズ、独断と偏見にて。

フレデリック柄ビデオテープ型マステ(SPAM生活&リリリピートver)KEYTALKのアンティーク人形@スターリングスターver.雨のパレード雨傘@stage&new place ver・(おそろいでレインブーツ付き)サカナクション@シーラカンスくんのでっかいぬいぐるみ付き…

道化のようにくるくると跳ね回る二尾の狐は気取り顔で首につけた白い鈴を鳴らすだろうし、少年と少女の双子の人形は永遠に歌い続ける。紅を差したかのように真っ赤な唇を持つ白山羊のそばには、彼らを正しい場所へ引き戻すための管理人が凛とした佇まいで彼…

声が消え失せた青年が遺せるものは?

腕を失ったピアニスト。文字を書くことができない小説家。声を失った音楽家。もし、あるはずだったものが根こそぎ奪われたのなら、その人の価値はいったい何で測るのだろうか。その人が残してきた作品だろうか。はたまた、その人の人間性だろうか。 雨のパレ…

鋼鉄の翼と心臓を授けられし者。

神話を読むとき、私はもし彼らがこの時代に生きていたら何を考えるのだろうと想像する。今の時代を神は嘆くのだろうか。はたまた、喜び嘲るのか。その神になったかのような感覚を抱くことができるのがat (liberty)だ。悲劇をもろともせず、鋼鉄で出来た心臓…

優しい音が爆ぜる瞬間。

深い悲しみの中にこそ優しさは宿る。葛藤、失望、孤独。それらを抱えた人たちを優しく慰め、気持ちを楽にしてくれる、優しい言葉のような音楽。mol-74のcolorsは、そんなアルバムだ。彼らの音楽は誰にでも優しく溶け込み、包み込んでゆく。繊細なタッチで描…

青春を告げる黄昏の交響曲と、夜明けを忘れた理想郷。

溶けかけのアイス、うだるような熱、青春はあまりにも不正確で、それでいていつかはあっけなく終わってしまう物だ。儚く終わるものはいつだって美しい。桜の美しさを忘れる人がいないように、この曲もまた、強い光を放っている。あなたが踏み出す一歩は、い…

人間不信という罪は悪ですか?

夏目漱石のこころ。学生時代にこの本を中途半端にしたままどこかへなくしてしまって、大人になった今もう一度購入した。かつての私はなぜこの名作を蔑ろにしていたのだろう。それまで精神面が成長していなかったからだろうか。中学生のころに、少しだけ内容…

どこか、神様に近いところで

僕の行動に驚いて振り向く人はいても、本当の意味で僕を分かる人などいない。注意深く信じてくれる人も、僕の声を聞いてくれる人などどこにもいない。いたとしてもそれは僕の頭の中にだけだ。大半の人は面白がって僕の行動を真似るか、冷たくあざ笑うだろう…

個人的にあったらうれしいカバーアルバムを考えてみた

順不同でいくよ。(バンド名/カバー曲名)雨のパレード/楽園(メレンゲ)ゴールデンボンバー/5150サカナクション/赤い電車ASIAN KUNG-FU GENERATION/ネイティブダンサーkidori kidori/オンリーワンダーフレデリック/アウトサイダー(またはフィールソーグッ…

変調するスピッツ、白昼に起きる。

※(大方)スピッツの記事じゃないのでご注意を!読みたい方はこちらにて。doukesinohane.hatenablog.com CDを再生した瞬間、やられた、と思った。最初聞いた時にこりゃ、次のスピッツになりうるであろうバンドだ、と思った。なんでそんなことを思ったか。そ…