あなたは本を一冊も読まないような愚かな人にならないでほしい
私が生きてきて一番痛切に思うことがある。
それは、「本をジャンル関係なしに読んでおくべきだった」ということだ。
子どものころからもっとたくさん本を読んでおけばよかった。
面白い本や、人生を変えてくれる素晴らしい本に一冊でも多く出会うべきだった。
人生をもっと愉快に、トラブルをうまく解消できたかもしれないのに、と頭を抱えて後悔している。
いまさら後悔しても遅い。
ベストセラーを笑うものはベストセラーに笑われる。
名作を読まないものは出世しない。
今ならその気持ちが分かる。
ジャンルが偏っていても、人を馬鹿にしやすくなる。
同じ馬鹿にする人たちとつるみ、出世できなくなる。
本は人と向き合うためにある。人や、自分自身と。
あなたはどうか、ちゃんと本を読む習慣を身に着けていてほしい。
読まずに後悔するのは自分自身だ。
この本に最初から出会えていたら、人を馬鹿にすることはなかったのだろう。