思考は揺らめく道化師の羽

読んだ本と琴線に触れた音楽を綴る場所。かつて少年だった小鳥にサイネリアとネリネの花束を。

今一度、フェスと音楽について考えてみる。

フェスが肥大している。

バブル期を髣髴とさせるように、アーティストが大量に放り込まれ、規模が膨れ上がっている。

もう、ここまできてしまったか。

大量に溢れかえったアーティストから、自分のお気に入りを見つけることが大変難しくなっている。

その原因の一つとして挙げられるのが、フェスは儲かるから、だと思う。

そしてもう一つの理由が、音源の購買意欲の低下、ファンのコア化(オタク化)である。

もう、よっぽどのことがない限り、音楽をCDで極力買うという私のような人は少ないと思っている。

アーティストがコアと化してしまえば、新規顧客は近づきがたい。

つまり、新しいお客が音楽を買うということを逃してしまうということである。

それと、音楽に限らず、全ての物の値段がプレミア化してしまっているところもある。

比較的若い人をターゲットにしているアーティストは、お金の制限の中から自分たちを選んでもらうということを余儀なくされるだろう。

お金のコネ≠儲けと知名度の向上、とまではいかなくても、

お金を持っている、もしくは生み出すことができる才能のある人が生き残っていくことは間違いない。

そのため、いかにファンを奪うかということを第一に考えてしまい、未来に向けての音楽を提供するということが難しくなる。

同族(他のアーティスト、同期)との派閥、競争もあるだろう。

もっと言えば、メンバー内でのいざこざ、おっかない争いもあるだろう。

その為、強い個性を持つ者たちの(ファンの)奪い合いという現象が起きている。

このような競争の激化は比較的安定しているアイドルでも起こってしまっている。


辛辣に書いてしまったが、この問題に対策はあるのだろうか。

それは、極力未来を見るように心がけ、そのうえで先のことを考えているアーティストにお金を提供することだ。

そして、肥大しすぎたフェスはいつか崩壊するということ。

それを踏まえて音楽を楽しむこと。

刹那主義は楽しいが、(私もできるならそうありたい、好きだから)

その反面、未来が見えないということ。

それを良く考えていてほしい。