全ての音楽好きに問う。セッションを見ずに人生を過ごすのは絶対もったいない。
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血湧き肉躍るような体験をしたい!
退屈しているからがっつり見ごたえがある映画を見たい。
そういう方もいるのではないのだろうか。
そんなあなたに、今回紹介するのはこちら。
「セッション」。
見ている方はもちろんのこと、見ていない方にも向けて単純明快にあらすじを言うと、
「主人公がコーチに猛特訓を受けて成長する話」だ。
え?それじゃあどこにでもある話でしょって?
いやいやこのコーチ、そんじょそこらのコーチじゃない。
ドが付くほどのサディスティックコーチなのだ。
もう罵詈雑言の嵐、主人公たちは何度もやり直しを喰らう。
とにかく極悪非道。血も涙もない。本当に人間かと思うぐらいのダメだしに、見ているこっちも泣きそうになってくる。
悪魔に魂を売った男どころか、悪魔が尻尾を巻いて逃げだすレベルだ。
そんなラスボス感を放つ前代未聞の鬼コーチに、主人公はどう向き合い、成長してゆくのか?
最初は見るのに根気と勇気がいるので、心してかかってほしい。
主人公はジャズバンドのドラマーなのだが、魂を捧げてドラムに打ち込む姿には絶対に目を離さないでもらいたい。
死ぬ気の努力、血がにじむほどの努力。きっとあんな状況のことを言うのだろう。
見る前と見終わった後で必ず何かが違って見えると確信できる一本なので、ぜひご覧あれ。