思考は揺らめく道化師の羽

読んだ本と琴線に触れた音楽を綴る場所。かつて少年だった小鳥にサイネリアとネリネの花束を。

音楽の中から生まれた登場人物たち。

曲を聞いて書き綴った、登場人物たち。
二次創作。

ミスタ・パトリオット
ほんとうは「ミスター・パトリオット」だけど、言いやすいからこの名前で。
緑色のもじゃもじゃ頭。つまり、天然パーマ。
マイケルジャクソンみたいな帽子をかぶり、スーツを着込む。
左目の下にほくろのように、小さく青いひとつ星のメイクをしている、
ブリキで出来た両手を持つ黒い目の男性。
身長は180㎝と高い。悲しい時には笑い、笑いたいときには悲しむ。
機械のように、その動きはどこかぎこちない。
実はある青年が姿を変えたもの。
彼が犯した過ちのせいで、世界は悲しみに包まれてしまった。
手に持った大きな絵筆をバトンのように回す。バケツを持っていて、これもまた大きい。
バケツの中の水は、いつだって真っ青だ。
なぜならその青い水は、人の目のつかないところで泣いた、彼自身の涙だからだ。


キャノンボールのジーニアス
闇を斬る高性能なブラックバード、という限り高飛車なカラス。
普通のカラスとは違い、身体が一回り大きく隻眼。
目の色は銀色。
体は漆黒でつやつやしており、くちばしは太く長く、(ハシブトガラス)、
足が通常のカラスより少しだけ太い。しゃがれた声で大きく鳴く。
全体的に筋肉質。
疾風のように灰色の空を自在に飛び回り、怪物に乗る「君」の相棒。
かまいたちと混同されることもある。


「君」と「怪物」

「君」
怪物に乗っている時点で恐らく人外。
しかし表向きは普通の人間のように見える。十代前半の少年。
チェックのポロシャツとジーンズをはいていて、靴は白地に黄緑のヒモが付いたスニーカー。
目はぱっちりと大きく童顔。髪は黒くやや長め。伏し目がちで頼りない印象を受ける。
しかし怪物と一緒に力を使うと姿が豹変する。
身長がぐんと伸び、喜怒哀楽がはっきりし、目力のあるしっかりした感じになる。
難しい呪文も使いこなす。

「怪物」
夜をそのまま切り取ってきたのかと思うぐらい青黒い生き物。
体長は5メートルほど。布のように襞があるので小さく見える。
どう見ても、シーツかマントの切れ端に、申し訳ない程度に角が生えたようなものとしか思えない。
目は退化していて光を感じる程度。とても小さく、一センチにも満たない。
それが口の上に点々と十個ぐらいついている。(貝類の目のように)。
力を使うと体が赤紫色に変色し、かぱーっと口が大きく開く。しかし歯はない。
同じようにして食事もする。食物は咀嚼するのではなく、掃除機のように一瞬で「吸い込む」。
こんな形状でも体重は500キロある。人一人が座れる。どうして空を飛べるのかは内緒。
四本脚で歩き、足は象のようにどっしりと太い。白く丸っこい5つの爪がある。
お尻から悪魔のように尖った尻尾が長く伸びている。のこぎりのように細かな返しが付いている。
伸縮自在であり、普段は犬ぐらいの長さである。怒ると真っ赤になり、相手を突き刺す武器になる。