思考は揺らめく道化師の羽

読んだ本と琴線に触れた音楽を綴る場所。かつて少年だった小鳥にサイネリアとネリネの花束を。

あのひとはほんとうに美しいひとなんです、

世界泥棒

世界泥棒

あのひとはほんとうに美しい人なんです、わたし、ああいうひとってほかに知らないんです、
それに、あのひとは自信のないひとだから、自分の美しいことに気づかないんです、
ー世界泥棒/桜井晴也 p224

桜井晴也が生きていた。

私の人生を変えた作家のうちの一人である彼が。

新しい小説を、web公開で引っさげて。

彼の博識に支えられて生きてきた。
時には作品の難解さに苦しみ、拒み、悩み続けた。

それでも、追っかけていて良かったと思えたのは、私以外に彼の小説を好きだと答える方がいたからだ。

誇りに思う。新刊が発売されれば買いたいと思っている。

今こうして、同じ時代に生きていること。それだけでとても幸せだ。

アフィリエイトは辞めました。
私には儲け重視よりも、ここでこつこつと書いている方が性に合うようです。