上半期聞いていたものを述べるだけの日記
だいじなこと / 忘れないように(完全生産限定シングルカセット)
- アーティスト: くるり
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2018/06/27
- メディア: カセット
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: くるり
- 出版社/メーカー: Speedstar
- 発売日: 2018/02/21
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
ランキングとか、順位とか、もうそういうものを目ざとくチェックするのは嫌だ。
攻撃的で、目先のことしか考えていないものには疲れてしまった。
だからもう一度、原点に振り返った。
最初聞いたとき、何て優しいのだろう、と思った。
攻撃的で、快楽と暴力が合わさっている世界からは無縁の音楽。
あるいは、澄みきった海。
夏の日差しを浴びて、透明に光る。
優しく、包み込む、そんな世界。
私はそういった世界で生きていたいと思う。
欲望にまみれ、自分らしさも失って、誰かの受け売り、
どこかで見たことがあるようなものを
見続けるのは嫌だ。
個人的に聴いていたのが、これ。
明るさも、苦しみも、すべて受け入れて生きていきたい。
好きなものを好きと貫くことしか、私にはできない。
- アーティスト: 奥田民生
- 出版社/メーカー: RAMEN CURRY MUSIC RECORDS
- 発売日: 2017/09/06
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- アーティスト: マルーン5
- 出版社/メーカー: Universal Music LLC
- 発売日: 2015/09/01
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
流行りは他の人に任せておけばいい。
私は私のルールで進みたい。
雨降る夜に聴きたい歌は
雨っぽい歌を集めてみました。
湯原昌明
雨のパレードを聞くたび思い出すのは私だけでよろしい。
雨の日こそ、踊りたい。
そんな日はこれ、揺らぎ巡る君の中のそれ。
カフカ/雨
デジタル配信だけなのが辛いけど、好きです。対となるマネキンもよき。
雨と言えばこの人たち(公認)。
雨とつく歌は二つあるけれど、私はシンシロに収録されているBの方が好きです。何で傘を差すと風が吹くのかは、謎です。
今が聞きごろです。雨と言えば。
柔らかい雨。慈雨というのかな、恵みの雨。
そんなわけで雨っぽい歌を集めてみました。ゆっくり聞いてみればいかが?
水の中で生まれる輪廻。
- 作者: 朝吹真理子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/05/28
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (7件) を見る
私たちは生まれた瞬間の記憶を知らない。
中には記憶を授かっている人もいるようだが、そういう人は稀だ。
男はどうやら物語の記憶を持ちながらこの世界を漂っているらしい。
主人公は水に飲まれながら川を船で渡り、ゆらゆら、くにゃくにゃと流れる。 下っていくうちに様々なものに出くわす。
粘っこいものや、さらさらとしたもの、ぷくぷくとした白い木の実。かと思えば黒光りするうなぎや、大量のキノコに囲まれ 、体を絡め取られたりする。
粘っこい白い雨の中で 大量の 巨大金魚が瘤のできた大きな頭をゆすりながら、えごえご踊る。
はれ、ひやらひやらという掛け声にあわせて。
それは突然降って沸いた祝祭のようだ。
生きるということ自体が 川のように流れて行くことかもしれない。
初めから終わりまで一貫せず、次々と輪廻に巻き込まれて行くことだと思うのだ。
運命にあらかじめ定められた道などないのだ。
私も川の流れのように 永遠にこの世界を巡っているような気持ちになった。
人生をライカと歩んだ男
- 作者: 田中長徳
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2013/12/04
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
人生をライカと共に歩んだその美学。そんな贅沢な話が「あたし」という一人称で軽快に語られる。
ライカは掛け替えもない自分の目であり、自分の次に大事な身体の一部なのだ。彼はこう断言する。カルチャーは変遷してもカメラを持つ人の精神は変わらない。この本にはそういった普遍的な愛を感じる。もしこの世がデジタルだけのカメラ人生になったなら、それは砂を噛むような日々になるだろう。この一言で、なぜ今再びフィルムカメラが脚光を浴びているのかが判った気がした。
ちなみに私は未だにデジタルカメラの使い方を体得できていない。
手間は人を煩わせるものではなく、そこに秘められた、目に見えない大切な気持ちを汲み取るために必要なものではないのかと。それは映画の余白のように、必要不可欠なものではないかと思ったのだ。
今は亡き父の自動フィルム巻き上げカメラを触っていた、幼き日の自分を思い出す。それは子供の手にはあまりに大きく、黒くずしりとしていた。現像するまでどんなものが撮れるか分からない。あのときのカメラには、そういった食玩を開ける時のような、わくわくするような楽しみがあった。
今見えている世界を鮮やかに切り取る。私が写真を好きなのは、そういう可能性を秘めているからだ。
存在意義を指し示すだろう、今世紀最注目株の音楽。
僕の声は、消えた。
最近はAoを聴いている。
元、レゾンデートル(raison d'être)。
タイトルの意味は哲学用語のひとつ。フランス語で「存在理由」あるいは「存在意義」。
レルエが格好良すぎて息がつまりそうです。
- アーティスト: レルエ
- 出版社/メーカー: レルエ
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
夜はモーションから見事に持っていかれ、さよならマジョリティの驚異的な中毒性に溺れてしまいそうです。
あと好きなのは、yahyelとthe fin.。
音に風を感じる。濃厚。
こういうのを「グルーヴ感」
(音にノれる感覚)というのだろうな。
クラブミュージックの進化。音楽は生き物。そして、無数に産み出される彼らに命を与えるのは私たちだ。
Human [歌詞 ・ボーナスCD付 / 2CD /国内盤] 初回限定盤/先着特典ミニブック付 (BRC567LTD)
- アーティスト: yahyel,ヤイエル
- 出版社/メーカー: BEAT RECORDS
- 発売日: 2018/03/07
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
- アーティスト: The fin.
- 出版社/メーカー: HIP LAND MUSIC
- 発売日: 2018/03/14
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
LILI LIMITの新曲も良い。
- アーティスト: LILI LIMIT
- 出版社/メーカー: KRE
- 発売日: 2018/02/07
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
音は生き物で、聴き手の私たちが成長するように、呼吸をしながら少しずつ大きくなってゆくのだろう。
懺悔参りが好きすぎて辛いのです。