林檎を頬に付けたギターが叫ぶ。
アルクアラウンドとアイデンティティを語らずにサカナクションは語れない。
今更ながらアイデンティティとアルクアラウンドは音楽界の歴史に残るような衝撃作だったと実感している。
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恐らくサカナクションを「アルクアラウンド(アイデンティティ)」で見た人と、
それ以降の人「(バッハ、新宝島など)」から見た人とでは感想も何もかもが違うと推測できる。
しかし、考えの根っこは同じだ。
いつだってサカナクションは改革をしてきた。固定観念を壊す。枠を外す。それが、彼らのやり方だ。
バクマン。は必見の映画だ。いや、サカナファンとか関係なしに。あの凝りに凝った演出と緻密なBGMに気持ちが高ぶらない人はいないと思う。
個人的(真面目に音楽とPVを見て考えた)最強PVを挙げさせてもらうと、
2,starrrrrrr/Champagne
3,stage/雨のパレード
というほど印象が強い。
次いでオーラルのリコリス、アイビーの夢想家と続く。意外と新しい音楽のようだ。
話を元に戻そう。
林檎を片手に歩き回る一郎さんとメンバーたちが、機材やさまざまなからくりを駆使して映像を生み出す姿にくぎ付けになった人も多いだろう。
私もその中の一人。見事に持っていかれた。
しれっと最後にはザキオカ氏に林檎が戻るというのも凄く工夫されてるところだろう。
ちなみにこの林檎、さよならはエモーションで実装済みである。
これを応用すればからっぽの空に潰されるになる。
ルーキーのエンドレスで同じ状況が続くシーンには、いくらこれがフィクションだとはいえ、醒めない悪夢を見ているようだ。
ずっと同じ光景が続くって、映画の中じゃあるまいし、途方もないような気がしてある意味怖い。
そんか恐怖さえ、音楽にしてしまう。
ネイティブダンサーでダンスに興味を持った人も多いかもしれない。
いまだに私はサカナクションのPVをすべて解き明かすことができなくて、これはきっと一郎さん以外解き明かせない永遠の謎だと思うのだ。
一郎さんは俳優になった方が光るかもしれない。
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これからも一郎さんは実験作を作り続けるのだろう。振り回されるのも、悪くはないな。
もちろんタイトルはこれから。