思考は揺らめく道化師の羽

読んだ本と琴線に触れた音楽を綴る場所。かつて少年だった小鳥にサイネリアとネリネの花束を。

ロックバンドにのめり込んだ訳と、その意思を受け継ぐアーティストを探す終わりのない旅。

 

私が邦楽ロックを追いかけるきっかけになったのはサカナクションだった。

CMのサビで一気に持っていかれた。

アルペンのキスマーク。

あの、どこの誰にも似ていない通る声。

CM曲であのサビを超える作品にはまだ出会っていない。

それでロック雑誌を読み漁り、共通項を探しまくる羽目になってしまった。

学生の間、わくわくしながらレコードショップやレンタルショップを訪れたのは記憶に新しい。

一回こっきりだがライブにも行った。偶然、応募していたチケットに当たったのだ。

貴重なチケットを握りしめて、友人と見に行った。

 表参道26時からKlee。エンドレスからシーラカンスと僕。

一番好きなアルバムから選出された究極のセットリスト。最高だった。

kikUUikiは素晴らしいアルバムだったと改めて思う。

 DocumentaLyも仮面の街をはじめとする名曲に満ち溢れている。

そこに白波トップウォーターがあればもっと素敵だった。

 

kikUUiki(初回限定盤)

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エンドレス

エンドレス

 

 

 ポストサカナクションと個人的に感じているアーティストがいる。

そしてそのアーティストは確実に、山口一郎を意識している。

 

[Champagne]がそうだ。今は[Alexandros]だが。

Starrrrrrrは確実に、アイデンティティアルクアラウンドの影響下にある。

(まさか、誰が武道館で改名すると思うだろうか。)

PVでも音楽でもがっつり持っていかれた。

DVDまで購入してしまうぐらいハマった。

riseからステージに上がる四人は、自信に満ち溢れていた。

cityとkidsは未だに名曲だと思っている。クエスチョンマークも好きだが。

 

Kids

Kids

 

 

city

city

 

 この話の続きについては次の記事で話そう。動画が重い。

 

 

あなたは本を一冊も読まないような愚かな人にならないでほしい

私が生きてきて一番痛切に思うことがある。

それは、「本をジャンル関係なしに読んでおくべきだった」ということだ。

子どものころからもっとたくさん本を読んでおけばよかった。

面白い本や、人生を変えてくれる素晴らしい本に一冊でも多く出会うべきだった。

人生をもっと愉快に、トラブルをうまく解消できたかもしれないのに、と頭を抱えて後悔している。

いまさら後悔しても遅い。

ベストセラーを笑うものはベストセラーに笑われる。

名作を読まないものは出世しない。

今ならその気持ちが分かる。

ジャンルが偏っていても、人を馬鹿にしやすくなる。

同じ馬鹿にする人たちとつるみ、出世できなくなる。

本は人と向き合うためにある。人や、自分自身と。

 

あなたはどうか、ちゃんと本を読む習慣を身に着けていてほしい。

読まずに後悔するのは自分自身だ。

 

また、同じ夢を見ていた

また、同じ夢を見ていた

 

 この本に最初から出会えていたら、人を馬鹿にすることはなかったのだろう。

 

甘く儚い世界に酔う。

 

 

甘く儚い世界でただ一人、酔うような作品が好きだ。

それは、一見すれば独りよがりに見えるかもしれない。

自己陶酔でもあるから、気味が悪いと思われても仕方がない。

しかし、それぐらい好きなのだ。

 いつ読んだか分からないが、咳をするたびに赤い彼岸花を零す男と魚の鱗を得てしまった男が出てくる小説を読んだ。

彼らは絶望していた。

自分の手で壊れやすい物を壊せばいいと思っていた。

 

 

どうもリコリスを聴くたびに思い出す。

その退廃的な小説を。

朽ち果て、歪んだ世界にただ一つ零れ落ちた紅い花のことを、

私は忘れはしないだろう。

己を刺して血を流してもなお、人を思う気持ち。

絶望の中に、死の中に見出す希望。

それがゆがんだ形であっても、人は必ず受け入れ、愛することができる。

 ビジュアル系、アイドル、ポストロック、幻想小説。そのような作品には退廃が付きまとう。

見た目は違うが本質は同じかもしれない。

だって人は、自分を満たしてくれるものを探して、自分に似たものを好きになるのだから。

それを汚いものだと目を逸らして、排除するのはどうかと思う。

物事の綺麗なことと汚いことは相反するものではないのだから。

 同じものの表と裏なのだから。

 

 

ELEMENT(初回限定盤)

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UNOFFICIAL 初回盤(CD+DVD)

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価値観を受け入れるということ。

 

まく子 (福音館の単行本)

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サラバ! 上

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サラバ! 下

サラバ! 下

 

 長いこと借りることができなくて、予約注文してやっとこさ読んだ。

違う価値観を受け入れる。

自分にしか信用できないものを手に入れる。

他の誰かに否定されてもゆるぎないものを手に入れる。

それはとっても難しいことだ。

人を馬鹿にすることは凄く簡単だ。

他人の価値観を否定することも簡単だ。

しかし逆はものすごく難しい。

人を馬鹿にせず、ただそこにあるものを信じることが簡単と思えるなら、一回試してみるといい。

とても難しいから。

ドノがどれだけ偉大な人なのかどうかが分かるだろう。

懐が広いのかが分かるだろう。

あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。

自分自身の価値観を信じること。

他の誰かに振り回されない軸を持つこと。

世界に振り回され、歪まないためにも、それは重要なことだ。

歩のように自分の意見ばかり尊重してみすぼらしくなって自滅するか、

彼の姉のように他人に意見を求めて受け入れるか。

それはあなた次第なのだ。

 

こんな偉そうなことを言っている私はどうだって?

悲しいかな、私は歩に近い人生を送ってきた。

自分の意見ばかりが正しいと思い込んで、ほかの人の意見はすべて間違っていると思い込んだ。全く、恥ずかしい限りだ。

 この記事を読んでいる皆さんはどうか、私のような愚かな真似をしないでもらいたい。

あなたの人生を、あなたらしく生きるために役立ててもらいたい。

 

 

本当に大切なものを見つけるための本。

 

本を読む本 (講談社学術文庫)

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道をひらく

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道は開ける 新装版

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物語は心を動かし、ビジネス書は行動をサポートする。

なんて言ったら大げさに聞こえるが、本当のことだ。

自分の今の気持ちを変えたいのなら小説を。

今の行動を変えたいのならビジネス書を選べばいいと思う。

 

大切なのは、「どっちが優秀か」なんていうものはないということ。

どちらかが好きな人もいれば、どちらかしか合わない人、どっちも合わない人もいるということ。

あなたの気持ちに合わせてどうか選んでほしい。

ビジネス書だから、自己啓発本だから、小説だから役に立たないという人は人を馬鹿にしている人だから、気にしなくていい。

いいものはいいのだから、自分の価値観で突き進めばいい。

ここで挙げた本はすべて私が実際に手に取って役に立つと実感した本だ。

あくまでも私の個人的な感想であって、違う感想を持つ人もいるだろう。

それはそれでいい。

自分と違う価値観を見つけて認めること、それを体験してもらいたい。

批判ではなく、「こういった考え方もあるんだ」という気持ちを大切にしてほしい。

 

 

 

 

初めまして。

初めまして。鶯原千鳥(うぐはらちどり)と申します。

このたび、ブログを作ることにしました。

よろしくお願いします。

実用的な本と自分が好きな音楽について選んで書いていけたら良いと思っています。

あくまでもここで取り上げている音楽や本は個人的におすすめするものや好きなものです。

もしかすると灰汁が強くて合わないものもあるのではないか。

そうです。あって当然です。

なぜなら私の意見は少々癖のあるものが多いのですから。

合わなければそれでいいし、合えば少し楽しくなる、そういったスタンスで書いています。

あくまでも一つの意見として参考にしていただけたら嬉しいです。