思考は揺らめく道化師の羽

読んだ本と琴線に触れた音楽を綴る場所。かつて少年だった小鳥にサイネリアとネリネの花束を。

共感覚、RowanとAlmond

共感覚という言葉を聞いたことがあるだろうか。数字を見れば色が見えたり、言葉が見えたりするものだ。

私は音楽に味覚を感じる。触覚を感じることもある。針を触ると痛みを感じるように、刺々しい音は私の腹部を突き刺す。砂糖のように切ない歌だと、胸の奥がじんわりと甘くなる。普通のことだと思っていた。砂糖のように甘い曲だなんて、誰にでも通用する話だと信じて疑っていなかったのだ。あまり甘くなりすぎると苦いコーヒーを欲しがるものだから、控えた方が良いのかもしれない。


Rowanはアーモンド入りキャラメル。
白痴は硝子。もう大丈夫は芍薬の花。
花束と水槽は螺子と発条。


ハミザベスかお縫い子テルミーに、胸の奥の甘苦しい情慾に苦しむ女性が出てきた気がする。なめらかで熱くて甘苦しくても同じ意味なのか?「痛いや、いやでも甘いな、いやいや」も「ああ 答えは変に甘くて」も同じじゃないか。表現が違うだけだ。

時空を飛び越えて、春。

春よ、来い

春よ、来い

Winter Lovers

Winter Lovers


HELLO

HELLO

愛の世代の前に

愛の世代の前に

  • 浜田 省吾
  • ロック
  • ¥255

風邪をひきました。
くしゃみが止まりません。
熱はありません。

平成と昭和のあたりを行ったり来たりしています。程よく古くなった懐メロが好きです。レベッカのフレンズと渡辺美里My Revolutionを聴きまくっていました。

周りと価値観がずれているのか、
居心地が悪いです。
新刊も新曲も大して知りません。
なので、文章を書くことにします。

昔聴いていたロンリー・ウーマン、今は笑えません。竹内まりやさんの普遍性は、国宝に指定してもおかしくないと思います。キムタクさえも霞むような男というフレーズが、未だに通用することに驚きを隠せません。Winter Loversが好きです。bonapethiに収録されている曲はだいたい好きですが、4曲目だけは大人になった今でも無理です。

親から松任谷由実(荒井由実時代)の埠頭を渡る風を叩き込まれました。ユーミンはリフレインが叫んでると春よ、来いが好きです。ドがつく王道ですね。藤谷美和子の愛が生まれた日を同時にCDに焼いて聴いていたので、昭和の曲だと勘違いしていたのは内緒です。ついでにWinkの愛が止まらないも教えこまれました。

浜省はMoneyより、愛の世代の前に、ラストショーと詩人の鐘が好きです。中森明菜さんは禁区とLa Bohèmeが好きです。

今は久保田利伸さんのMissingを聴いています。

青い太陽から羽化した蛹

ボイル

ボイル

鏡写し

鏡写し

  • 大橋ちっぽけ
  • J-Pop
  • ¥255

桜色の街へ

桜色の街へ

サカナクションが色モノ扱いされる一番の原因は、シーラカンスと僕や、
ボイルの美しさを知らないからだと私は思うのです。2014年のLIVEDVDがおすすめです。杉山清貴のパロディを行ったりするなどお茶目な一面もありますが、基本一郎さんは真面目です。

セカオワのFoodとRe:set、間違っても歌詞を検索してはいけません。
軽く一週間は寝込みます。
SOSとMissingを聴きましょう。念のためにダメ押ししておきますが、久保田利伸ではありません。

MARETUさんの曲と、plentyの合間に聴いた私が馬鹿でした。

大橋ちっぽけさんの鏡写しが良い曲です。私より年下なんだってね彼。
oh......ジェネレーションギャップが…
こんな恋愛をしてみたかったですね。
深海に沈むようで苦しいけれど。

巨匠の桜色の街へも名曲です。
小野リーダーのDrop2、Nayutaよりは劣りますが、好きです。荒ぶるギター。

後はamazarashiのとどめを刺して、
ドロスのphilosophyですかね。

女性が手当たり次第に紙に書き殴るPVを観ました。トイレの水とともに流れてゆく、悲鳴のような言葉たち。過激な演出です。

いつぞや見たsuzumokuの、
真面目な人みたいだな…

ドロスの18祭はリアルタイムで見ていたけど、良いですね。
あますてがコレジャナイ感満載だったから、正気に戻って嬉しい限り。お風呂でサービスショット…

どうでもいいですけど、雨パレのAhead Aheadって歌い方あざといですよね。bamと同レベルか、それ以上。

テナーの新曲が良い感じです。Graffiti。
BUMPが好きな方はハマるのではないのでしょうか。

舞台装置の中の白い小鳥は、無限複製されて闇を飛び立つ。

ミネルヴァ

ミネルヴァ


白いしるし (新潮文庫)

白いしるし (新潮文庫)

西加奈子さんの白いしるしを読み終わりました。再読です。
キネマの神様と一緒に、うつくしい人を購入したいと思っているのですが、
某ウィルスのせいで、書店に行くのが怖いです。
林民夫氏の糸の文庫と村山早紀先生の新刊を買うつもりです。
翼をください(上下巻)、高くて買えそうにない墓頭も欲しいです。
ザリガニの鳴くところも、買いに行けたらいいですね。
あと線僕とアーモンドも。

本屋大賞、決まりましたね。
候補作は未読なので、機会を見計らって読みます。

※ピープルのミネルヴァ、聖性と倒錯が含まれているように見えて仕方ありません。
谷崎潤一郎小川洋子氏の小説を一緒に読んでいるようです。
薬指の標本痴人の愛かな?


Tabula Rasaは「絶望」を切り取ったアルバムだと波多野さんが言っていました。

People In The Box『Tabula Rasa』というアルバムには、「いきている」という曲が収録されています。お聴きいただければわかるかもしれませんが、いくつかの視点が共存しているあの作品のなかでも、少し異質な立ち位置にある歌詞の曲です。

僕は『Tabula Rasa』という作品でこの社会への絶望を描こうとおもっていました。そしてそのためには非対称性のなかで消えていく声をすくいあげるために、また個別的な苦しみと後期資本主義社会の引き起こす病理をひとつに繋げる回路を作るために「いきている」という曲が必要でした。そこで描かれる個別的な苦しみというのは間違いなく僕自身の実感でもあります。

あのアルバムに「虚無の舞台装置」というタイトルを付けた私は、あながち間違っていなかったのですね。

「装置」と「風景を一瞬で変える方法」「忘れる音楽」には取り憑かれるような怖さがあります。
装置の出だしは、心臓に悪いです。全体的に漂っているのは、鬱屈した美、退廃的な美です。

例:「僕を抱き締め、潰して再度」
「肉体を溶かしてしまうまで」

絶望しているのに真っ白で、どことなく陶器や、石膏の白さを思い起こさせます。これらの音楽に込められた美の結晶が、トラックNo.5に収録されたミネルヴァです。

「いきている」は、前作の最後に収録されていた「ぼくは正気」に通じているのではないのでしょうか。私の憶測ですが。

退廃的な美というテーマで言えば、RADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」ALEXANDROSのPray、サカナクションユリイカも拮抗する楽曲であるような気がします。

猫にも鳥にも成れぬヒトの私は、

猫じゃらし

猫じゃらし

VANDALISM

VANDALISM

昏睡クラブ

昏睡クラブ

最近はテナーのVandalismばっかり聴いていました。blue moon lightも。
宮本輝さんは面白いですね。三千枚の金貨と星々の悲しみが好きです。信用できる作家のひとりです。

ジョニーは戦場へ行った、傑作でしたので、忘れた頃にどこかで感想を書こうと思っています。再読ばかりで肝心の感想が進みません。ベロニカは死ぬことにしたの感想もまだです。川上未映子大先生のあこがれも同じくです。はよ書けや私。

いつになったら、小笹くんと首藤さんを間違えずに覚えるんでしょうか。ヒゲダンに至っては、メンバーの顔を全部覚えるだけで混乱します。

Official髭男dismは雨のパレードとKEYTALKから借りてきたのではないのですかね。ルックスを。かなり失礼ですね。
曲はフレデリックよりのキャッチーなメロディですが。生憎私の眼球は、藤原さんと小笹くんしか識別できません。

洋次郎以外識別できないRADWIMPSよりはマシだと思います。新曲の猫じゃらし、そこはかとなく聖性というか、神聖さを感じるのは私だけでしょうか。BUMPは全員分かるのにね!

※ラジオのKEYTALKの声の識別は、難易度鬼クラスです。本当です。八木氏しか分かりませんでした。声質は四人ともほぼ一緒です。声の収斂進化ですね。全員声低いしね。はい。どうやら私は彼らを顔で識別していたようです。

ロックバンドに強いはずの私ですらこうなので、知らない人なら、谷口鮪さんと深瀬さんの区別と同じくらい手こずると思います。私は一応識別できます。

こらそこsumikaとNovelbrightのほうが、100倍難しいとか言わない。

恋の去り際とイエスタデイ、すてんばいゆが好きです。タイトルを聞いて、最初ビートルズかと勘違いしました。

SOLの時間変更で、ますます私は一郎さんとようぺいんの癒着を感じています。口は悪いけど親しい兄弟みたいですね。インスタライブでひょっこり顔を出すふたりが好きです。

※追記:二人してMステに出るらしいですね。タグが可愛い。#よぺナクションと#いちろサンドロスって。

臆病者たちのためのマーチ

おいでよ

おいでよ

一方的に差別され、孤独になり、
世界を孤独に見つめ、
たったひとりの信頼すべき人間がいる、
登場人物が出てくる小説が好きだ。
例外もあるが。

それは小鳥の叔父さんであり、
リトル・アリョーヒンであり、
マイクロバスを運転する信男、
灯台を守り続けるシルバー、
自殺を試みて失敗するベロニカ、
飛ぶことを求めたジョナサン、
差別に苦しむ丑松、
同業者の男に惚れ込んだ夏目、
宇宙の精力を制作した栗山さん、
友人を神格化した汐見である。

愚かに映るのかもしれない。
不器用で、近づきがたいイメージを抱くのも仕方がない。
生きることだけで精一杯なのだから。

彼らの方がずっと、聞こえのいい言葉で取り繕う人間より、遥かに信用できる。そんな風に考えてしまうのは、私が捻くれているからだろうか。

ぼくのゆうれい そばにいたいよ
ぼくのゆうれい そばにおいでよ


People In The Boxの「おいでよ」「八月」「沈黙」を聴くたびに泣きそうになるのはなぜなのか。

ああきっと、泣く寸前の囁き声で呼びかけているような歌が好きなんだろうな、

特に「そうさ きみの世界で選べるのは」「夢を視ることに目醒めるのさ」「青い窓に白い空」のあたり。




沈黙は遠藤周作というより、
村上春樹の「氷男」だ、多分。

そして「おいでよ」は
川上未映子の「十三月怪談」だ。

統率された世界の片隅

登場人物たちは、強い主張をすることもない。
だが、沈黙の圧力が静かに横たわっている。  

彼はその夜、自宅のガレージの中で死んだ。
N360の排気パイプにゴム・ホースをつないで、窓のすきまをガム・テープで目張りしてからエンジンをふかせたのだ。-ノルウェイの森(上)/p51

何の予兆もなしに、自ら命を絶ち切ったキズキ。
ここでは、名もなき一人の青年だ。

彼女は最初から、空白を胸に抱いていた。
「彼」の存在が消滅することによるトラウマによって。

蛍の光は、僕(ワタナベくん)には捕まえられない。
いつでも彼の行く一歩先にあったからだ。

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