思考は揺らめく道化師の羽

読んだ本と琴線に触れた音楽を綴る場所。かつて少年だった小鳥にサイネリアとネリネの花束を。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

村上春樹とスピッツに共通する、「絶妙な既視感」。

1Q84 BOOK 1作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/05/29メディア: 単行本購入: 45人 クリック: 1,408回この商品を含むブログ (1265件) を見る絶妙な既視感、という物がある。それは「はじめて見た(聴いた)のに、生まれる前から知っていたよ…

好きな作家は何ですか?好きな本は?

お題「好きな作家」という訳で、少し語ってみることにする。現実と夢想の境界を彷徨うのは川上弘美で、私は彼女が生み出すへんないきもの(大概、のようなものと呼ばれる。の・ようなものではない)が好きだから読んでいるようなものだ。神様に出てくるくま…

その声は蝙蝠の翼と鷲の鉤爪を併せ持つアプラクサスだった。

NUMBER SEVENアーティスト: THE PINBALLS出版社/メーカー: COLUMBIA発売日: 2017/12/06メディア: MP3 ダウンロードこの商品を含むブログを見る どうしても何か影を併せ持つものに吸い寄せられてしまう。 欲望、狂気、純粋…。そういったものは強烈な刺激であ…

私は光のパイプオルガンを弾きたい。

今ここにある光、今ここにある君こそ、全ての君だ。 君がすべてに絶望することさえなければ、 この世界はいかなるところでも息を吹き返すチャンスを与えてくれるのだ。 希望を与えるのも、失わせるのも自分なのだ。君は君自身に与えられたありったけの考えと…