魂の集まり。それこそが本だ。
- 作者: 安藤祐介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/03/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
今、私の中でこの本が熱い。
本が売れない。
何度も何度もその言葉は聞いてきた。
食傷するぐらいに。
本が売れない理由として挙げられるのが
1 高い
2専門用語や堅苦しい言い回しが多い
3単純に活字が苦手(どうせ読むなら安い漫画の方が良いじゃん!)
ということだと思う。
私も昔は活字が苦手な部類に入っていたので、その気持ちは十分に分かる。
授業中に突っ伏して寝るまでには至らなかったけれど。
そんな「しちめんどうくせえから、本なんて読まないぜ派」の人にこそ読んでもらいたい一冊の本がある。
それが、「本のエンドロール」だ。
本を作る人、本を売る人、作家、全ての人生が重なり合って本が生まれる。
中身をはじめ、装丁、校閲、印刷、販売…。と考えると、どれほどもの人が関わっているのか分かるだろう。
なかには作り上げるのに作者の人生が丸ごとかかっている物もある。
一冊の本には、何十人、何百人もの気持ちが込められている。
たとえ無名の著者だったとしてもだ。
それが数千円か数百円で購入できるのだから、これほど太っ腹なことはないだろう。
新たな出会いにぜひこの一冊。
あなたの人生を変えるのはきっとこの本かもしれない。
今熱烈にドラマ化を期待している。