思考は揺らめく道化師の羽

読んだ本と琴線に触れた音楽を綴る場所。かつて少年だった小鳥にサイネリアとネリネの花束を。

心に咲く大輪の花と力強く希望を歌う音楽と。

ジュブナイルが好きだ。懸命に生きる少年少女たちを称える歌。誰にも伝えられない不満や悲しみを抱えた彼らを、秋田ひろむは何度も励まし、その栄誉を称賛する。どんなに存在を認められなくても、絶望に打ちひしがれそうになっても、それでも君はここに居な…

自分の経験を忘れない。

自分が手に入れて感じた体験は忘れずにメモしておく。海は光っていただろうか。どの色の花が好きか。空の青さはどうか。夜の匂いはどうだろうか。それらを忘れずにメモしておく。想像力をかきたてる作品を覚えておく。目の前にあるイメージに敏感になり、足…

お金をかけずに頭を使う方法。

とにかくお金が無い。そんなときに一番役に立つ方法がある。想像することだ。自分に今、何が必要か。お金以外のことをじっくり考える。将来のこと、好きなこと、わくわくすることをひたむきに考える。ばかばかしく見えるけれど、後から振り返ってみるとそれ…

枯れた花は自らの手で咲かせればいい。

人は自分が気づかないうちに、何かを押し付けてしまう。迷惑であることも知らずに、自分の中の言いたいことを、好きなことを押し付けてしまう。本人にそのつもりはなくても、他人から見ればそれは押し付けがましいことだ。 愛は、人に押し付けるものではなく…

君は慟哭を愛せるか。

the cabs。それは、たった三枚のミニアルバムから織りなされる壮大な物語だ。高橋國光という一人の男が紡いだ物語を、首藤義勝が形にしてゆく。その大がかりな夢の世界はいまも形成されていて、歌い手は変われども本質は変わらない。 初めて聴いた時に、頭を…

私なりの音楽の定義。

音楽とは、何だろう?良い音楽に出会うと、自分がその世界に溶け込んでゆくかのような感覚を覚える。自分の存在が溶けて、なくなってしまうかのように。そうしていたらいつしか悲しみも楽になる。私が音楽を選ぶとき、歌詞を参考にする。そしてほぼ必ずCDで…

儚く、寄り添うこの世界で何を思う

CREATURESアーティスト: ストレイテナー出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン発売日: 2010/03/03メディア: CD購入: 1人 クリック: 58回この商品を含むブログ (50件) を見るcreaturesのトラック4。toneless twilight。色調のない薄明。7年前、汽空域と同…

私の頭の中で生かされてきた生き物たち。

絵は致命的に下手くそなので、私は考えを文章にすることしかできない。それでも100%ではない。なのでここで一つずつ生き物たちのアイディアを書き連ねてゆこうと考えた。 魚が好きだ。魚と鯨が好きだ。魚のひれを持ち、鯨ほどの体の大きさを持ち、鳥の羽を…

個人的に好きな音楽について列記するだけの。

とりあえず、私の趣味が全く分からない!という方もいらっしゃると思うので、ちまちまと書いて行こうと思う。あくまでも覚えている範囲なのでご了承願いたい。なお、好きな曲については個人的に特集を組んで一気に書いてゆきたいので、その時に読んでいただ…

食い意地が張っている。

あの店のほっぺたが落ちるほどおいしいパン。おつまみ全般(お酒は飲まない)駄菓子全般。バニラシュークリーム。新鮮な野菜サラダ(胡麻ドレッシング付き)。生春巻き。豚肉の生姜焼き。マグロのサイコロステーキ。マグロのたたき。ネギトロ丼。鶏の手羽先…

お腹がすいたから、ただ書いてゆくだけ。

イカの刺身。熱々のたこ焼き。ふわふわのお好み焼き。釣って時間があまり経過していないアジとキスの天ぷら。ベラの煮付け。カワハギの干物。さんまのみりん干し。甘辛いカレイの煮付け。(ご飯が進む)わかめのふりかけ。カシューナッツとアーモンドとマカ…

好きな食べものをひたすら綴ってゆくだけの。

たとえば、生のままの魚介類。新鮮なままじゃないとお腹を壊すから、獲れたて。ステーキ。七輪でこんがり焼いたお餅。キャラメルがふんだんにかかったアイスクリームとチョコレート。いつか行きたいあのお店のいちごパフェ。本屋と併設されたソフトクリーム…

宮本輝はあなたをきっと助けてくれる。

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今までの記録を更新する音楽に出会う。

Ivy to Fraudulent Gameはそれらをたやすく超えてしまった。 彼らはポストthe cabsと言われていた。 「継ぐ」は「行間にて」を大幅に更新した。 水泡が一番好きな曲だったのだが、それらを彼らは楽々と飛び越えた。 そうか、彼らもまた私が一生かかってもた…

彼らを追いかける人についての話の続き。

そして、今のアーティストはポスト[Alexandros]、ポスト川上洋平といってもおかしくない。 それを最も着実に求めているのが、THE ORAL CIGARETTESだろう。 5150、リコリスはアレキの意識下にある。 大傑作の二曲であるリコリスとエンドロールで独自の世界観…

ロックバンドにのめり込んだ訳と、その意思を受け継ぐアーティストを探す終わりのない旅。

私が邦楽ロックを追いかけるきっかけになったのはサカナクションだった。 CMのサビで一気に持っていかれた。 アルペンのキスマーク。 あの、どこの誰にも似ていない通る声。 CM曲であのサビを超える作品にはまだ出会っていない。 それでロック雑誌を読み漁り…

あなたは本を一冊も読まないような愚かな人にならないでほしい

私が生きてきて一番痛切に思うことがある。 それは、「本をジャンル関係なしに読んでおくべきだった」ということだ。 子どものころからもっとたくさん本を読んでおけばよかった。 面白い本や、人生を変えてくれる素晴らしい本に一冊でも多く出会うべきだった…

甘く儚い世界に酔う。

甘く儚い世界でただ一人、酔うような作品が好きだ。 それは、一見すれば独りよがりに見えるかもしれない。 自己陶酔でもあるから、気味が悪いと思われても仕方がない。 しかし、それぐらい好きなのだ。 いつ読んだか分からないが、咳をするたびに赤い彼岸花…

価値観を受け入れるということ。

まく子 (福音館の単行本) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 2016/02/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る サラバ! 上 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/10/29 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

本当に大切なものを見つけるための本。

本を読む本 (講談社学術文庫) 作者: J・モーティマー・アドラー,V・チャールズ・ドーレン,外山滋比古,槇未知子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1997/10/09 メディア: 文庫 購入: 66人 クリック: 447回 この商品を含むブログ (320件) を見る 道をひらく 作…

初めまして。

初めまして。鶯原千鳥(うぐはらちどり)と申します。 このたび、ブログを作ることにしました。 よろしくお願いします。 実用的な本と自分が好きな音楽について選んで書いていけたら良いと思っています。 あくまでもここで取り上げている音楽や本は個人的に…